こんにちは、やすです!
今回は僕の職業である「柔道整復師」について解説していきます。
目次
国家資格「柔道整復師」とは
教科書的な柔道整復師の説明はこちらです。
骨・関節・筋などに加わる外傷性が明らかな原因によって発生する骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などの損傷に対し、手術をしない「非観血的療法」によって、整復・固定などを行い、人間の持つ治癒能力を最大限に発揮させる施術を行う。
簡単に説明すると、肩こりや腰痛などの慢性痛ではなく明らかなケガに対しての治療を行うことが仕事です。
肩こりや腰痛は柔道整復師が保険を使って治療することができないんです!
僕も専門学校で習うまで知りませんでした💦
柔道整復師の資格を取得する方法は、都道府県知事の指定した専門の養成施設(専門学校または大学)を卒業し、国家試験に合格すると厚生労働大臣免許の柔道整復師となります。
柔道整復師の働き方
柔道整復師は主に3つの働き方があります。
「整骨院」で働く
まずは一番オーソドックスな働き方が整骨院に勤務します。
世の中の柔道整復師の多くがこの働き方だと思います。
治療する患者様の9割は筋肉が原因で痛みを抱えている方です。
捻挫などの怪我は学生などに多くみられます。
もちろん整骨院にもよりますが、骨折や脱臼の患者様は滅多に来院されません。
僕も整骨院で働く柔道整復師です!

「整形外科」で働く
次に整形外科で勤務する働き方です。
先程出た骨折や脱臼をした患者様は多くの場合、病院(整形外科)に来院します。
その為、骨折や脱臼を診れる柔道整復師になりたい人は整形外科に勤務して経験を積むことが多いです。

「スポーツトレーナー」として働く
次にスポーツトレーナーとして働くです。
柔道整復師は簡単に説明すると「怪我の専門家」です。
その為、柔道整復師としての知識と経験を活かしてスポーツ現場で働くことも可能です。
整骨院や整形外科で働きながら、休日に自分のスキルを磨くためにトレーナーを行っている人も多いです。
中にはトレーナーになりたくて柔道整復師になる人もいますが、専業のトレーナーとして食べていけるのは一握りの人なのが現状です。

柔道整復師の労働時間
僕の経験と周りの話を参考にした整骨院で勤務する柔道整復師の労働時間は平均10時間前後です。
整骨院の受付時間は9〜20時の院が多く、診療準備や片付けの時間を入れるとどうしても拘束時間が長くなってしまいがちです。
その分お昼休みを2~3時間とる院もありますが、職場にいればなかなか気が休まりません💦
土日も診療している院が多く、休診日は1.5〜2日の院が多いです。
最近は働き方改革の影響で、シフト制を取り入れている院も増えてきています!
しかし柔道整復師は技術職である以上、練習と勉強は欠かせません。
勤務時間外で行うことんになるので、公務員の様に週休2日で8時間労働がいい人には少し向いていない職業です。
ただ治療を行うことで患者様からお金をもらって感謝の言葉をいただける他にはない素晴らしい職業だと思います。
柔道整復師の年収
新卒の柔道整復師の年収は200〜300万ほどです。
会社によって給料体系が様々で、試験制で昇給する会社や持っている資格によって決まる会社、売り上げによって昇給する会社などがあります。
給料は上がりづらく、ボーナスや残業代の出ない会社がほとんどです。
しかし、柔道整復師には開業権があり自分の院が繁栄することで年収は数千から数億と可能性は無限大です!

柔道整復師を目指す人へ
最後までお読み頂きありがとうございます!
ここまで柔道整復師の働き方や労働時間など、現場のリアルな現状を紹介してきました。
これだけを読むと、労働時間が長くて給料もそんなに良いわけではない、ネガティブな印象を受けるかもしれません。
確かにこれらは業界の課題であります。
ただ、先ほども書いたように患者様からお金をもらってさらに感謝の言葉までいただける、他の職業にはない非常にやりがいの多い仕事です。
だからこそ、こんな労働環境でも柔道整復師を目指す方がいるんだと思います。

しかし、時代に合っていないのは事実です。
僕の夢はこの素晴らしい職業である柔道整復師が自分のプライベートな時間を犠牲にすることなく、正当な対価をもらってプライベートも充実できる。
そんな働き方ができるようにすることです。
最近ではフリーランスの柔道整復師やYouTubeやSNSで情報発信をする柔道整復師が増えてきています。
この記事がこれから柔道整復師を目指す人や資格取得を目指して勉強している方の参考になれば嬉しいです!
それではまた!