今回は星 渉さんと前野 隆司さんの著者「99.9%は幸せの素人」を紹介します。
こちらの本では、私たちが幸せになる具体的な方法と科学的な根拠が示されています。
その中でも、幸せになるお金の使い方について解説していきます。
目次
幸せなお金持ちになりたい

僕たち2人は将来FIRE(早期リタイア)を目指して日々お金の勉強を頑張っています。
でも、せっかくお金持ちになるなら幸せなお金持ちになりたいと思っています。
自分自身生活費の見直しや投資を初めて資産が増えても、それに伴って幸福度が高まっている実感がイマイチありませんでした。
この本で紹介されている科学的に正しい、幸せになるお金との付き合い方を学んで一緒に「幸せなお金持ちを」目指しましょう!
誰だって本当は「お金が欲しい」に決まっている
「よくお金が全てじゃない」という言葉を耳にすることがあります。
なんだかお金が大切といるのは下品で良くないことのような気がしませんか?
しかし、1億円もらえるなら誰だってもらいたいはずです!
僕も1億円欲しい。。。(小声)
ノーベル経済学賞を受賞した米プリンストン大学のダニエル・カーネマン名誉教授が、人は収入が増えれば増えるほど感情的にも幸せになることを明らかにしてくれています。
ただし年収800万円までは、、、です。
カーネマンの研究では、年収800万円までは収入に比例して幸福度が大きくなるが、800万円を境に、それ以上収入が増えても幸福度はほとんど変わりませんでした。
なぜ「ブランド品」より「旅行」のほうが得なのか
あなたの人生を振り返って嬉しかったこと、感動したことはなんですか?
それを3つ思い浮かべてみてください。
僕が思い浮かんだのは、
- りこと行った北海道旅行
- 高校野球の最後の試合
- 柔道整復師の国家試験合格した時
どれも経験や体験に関するものばかりです。
「年収がアップした時」や「欲しかった高級時計を買った時」というのも出てきて良い気がしますが、不思議とものを手に入れた喜びは記憶に残っていないものです。
経験や体験にお金を使った満足感(幸福度)は時が経つにつれて大きくなっていきます。
しかし物にお金を使った場合は、その物が汚れたり新作が出たりすることで満足度は時が経つにつれて減少していきます。
僕たちはお金を使わずに生活することはできないので、限られた自分のお金をどのように使うかが大切です。

幸福度が高まる経験の4箇条
経験や体験にお金を使うことが幸福度を高めることは分かりましたが、その中でも科学的に幸福度を高める経験の4箇条を紹介します。
1:世の中とのつながりが実感できる経験
→自分の好きなイベントに参加することや友達とご飯にいくこと
2:「繰り返し語ることができる」思い出となる経験
→キャンプや旅行など
3:「自分がなりたいと思っている理想の自分像」につながる経験
→自分磨きのための自己投資(セミナー等)
4:「めったにないチャンス」を得られる経験」
→宇宙旅行に行くチケットを購入する
さらに、経験の時間の長さと幸福度は関係ないこともわかっています。
例えオーロラを見れた時間が15秒だとしても、十分充実感を得られます!!
旅行の日数も関係ないってことだね♪

誰かの為にお金を使うと幸せになれる。
見出しの通り、誰かの為にお金を使うと僕たちは幸せになることができます。
カナダの大学で次のような実験が行われました。
- 街でランダムに声をかけて実験への協力を依頼。
- 「今どれぐらい幸せか」を尋ねて連絡先を教えてもらう。
- 400円と次の指示書を入れた封筒を渡した。
A:「今日の17時までに、自分のためにこのお金を使ってください」
B:「今日の17時までに、誰かのためにこのお金を使ってください」
その結果、「誰かのためにお金を使った」人は、「自分のためにお金を使った」人と比べて、明らかに幸福度が高くなりました。
また、この実験では1600円を使ってもらい幸福度の変化を見たが、金額を多く使っても幸福度は変わらないという結果が出ています。
大切なのは「いくら使ったか」じゃなくて「どう使ったか」てことなんだね!
幸せなお金持ちになるには?
・年収800万円までは幸せになれる。それ以上はあまり変化がない
・人生での嬉しいこと・感動した思い出は体験や経験である。物にお金を使うと時間とともに幸福度が低下していく
・経験の長さは幸福度に影響しない
・誰かのためにお金を使うと幸せになれる。金額の大きさは関係ない
以上、「99.9%は幸せの素人」で紹介されていた、幸せとお金の関係について解説しました。
今日からお金を使う際は、少しでも自分を幸せにできる使い方ができればなと思います。
一緒に幸せなお金持ちを目指して頑張りましょう!!
それではまた!